高松海事事務所では、皆様からの海事代理士試験合格体験記を募集しております。
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皆さまからの合格体験記
愛媛県の白石さん、2010年度海事代理士試験合格おめでとうございます。
1. 受験の動機
インターネットの某掲示板で知りました。
スレのサブタイトルの『海の法律家』の響きが格好良く、日本で一番少ない分野の法律家になろうと思いました。
2. 勉強・試験について
(1年目)
使用参考書:『
海事代理士合格マニュアル』(成山堂書店)・
海事六法・
口語商法
12月に勉強を開始。1日2〜3時間ほど学習時間を当て一通りマニュアルの暗記が終わったのが3月頃。これで大丈夫だろうと試験日2週間前まで放置。
これが仇になり、筆記試験合格基準の6割に満たず失敗。
(2年目)
使用参考書:
海事代理士合格マニュアル・
実用海事六法・
海事法規の解説・
小型船舶免許の教科書・
伊藤塾 1分マスター行政書士 重要条文編
1年目、筆記試験合格発表で落ちたのを確認後、『船と海』を知らないといけないと思い、すぐに
2級小型船舶免許を教習所で取得しました。教習所では、教師に筆記試験で解けなかった問題の解き方を教えていただきました。もちろん、船舶検査証書や小型船舶登録証票をこの目で確認し焼き付けました。その後独学で1級小型船舶免許を取得し、実務の学習も兼ねて自分で免許の手続きを行いました。
筆記試験対策としては、合格マニュアルの筆記試験問題の答え完全暗記を行った後、WEB上に有る予想問題を解いていました。
が、スタートがあまりにも早過ぎた為、年明け3月頃には終了してしまい、結局筆記試験申請日までほとんど放置。
試験申し込み後、再度本格的に勉強を開始しました。海事法規に関しては、答えの完全暗記の確認と法改正点のチェック、口述試験問題と海事法規の解説の流し読みを行いました。一般法規(憲法・民法)については、使用参考書欄に書いてある参考書を暗記しました。
筆記試験当日は、会場に早めの電車で行ったので良かったです。っというのも、当日早朝、踏切事故が発生し電車が遅れたからです。一部の受験者は受験に間に合わなかったようです。
筆記試験自体は開始後30分で退席できるので、書くだけ書いて時間が来ると即退席しました。考えて解く問題はほとんど皆無に近いので、覚えているか覚えていないかがハッキリと分かりました。覚えていれば一時限10分も有れば終わります。
退席後は、直前の再インプットは余計焦るだけかなと思いリラックスしていましたが、他の方々が必死になって勉強をしているので、空気を乱したら不味いかなと思い、勉強をしているふりをしていました。
筆記試験後は、感触的にはまあ大丈夫だろうと。だけど、自分が出来ているという事は他の方々も出来ていると思い、筆記試験合格発表日まで試験の存在を忘れて遊んでいました。
合格発表を見て、自分の番号が有ったのに驚き模範解答をチェックすると最低でも合格点以上は有りました。
そして口述試験まで後1ヶ月しかないけど、後悔しないように本気で勉強しようと誓いました。
以下口述試験まで行った勉強内容です。
過去問(口述試験・筆記試験)7年分+WEB上に有る予想問題+自分が過去問を分析し出そうな問題…@
@を単語帳に書く。
@をiPodに一科目7パターンぐらい吹き込んで、声に出して反復練習。
3分の時間の感覚を掴むため1回だけ友人に試験管になってもらい模擬練習。
寝る前は必ずiPodを一周廻してから寝ました。
ラスト1週間前には、iPodに吹き込んだ問題を半分ぐらい聞いたときに、反射的に答えが出る様になりました。
反復練習は、基本、実際の試験時の周りの声(雑音)を想定してスーパーのフードコートや家でTVの音声を出した状態かつ片耳だけヘッドフォンを着けた状態で行いました。物凄く聴き辛く気が散るのが体感でき、思っていた以上に収穫・効果が有りました。
後は実用海事六法と3級海技士試験問題と海事法規の解説の読み込みなどを行いました。
勉強時間は、1ヶ月ぐらい本気で勉強しようとプライベートの時間のほぼ100%当てましたが、試験日前3日間はリラックス最優先で軽い復習にしました。
口述試験当日は、自分を信じて試験会場へ臨みました。
試験会場では霞ヶ関の国土交通省という場所が場所だけに緊張すると思いきや全く緊張せず余裕の気分でした。
受付が終わり待合室では同じ受験者の方々は勉強していましたが、私は筆記試験と同様の理由で軽く見直しを行った後はリラックスするよう努めました。
実際に試験が始まると口述試験という独特な空気と試験官の独特な言い回しも有り難しさを感じました。
※試験官は人なので、表情の微妙な動きがどうしても出てしまいます。そこでヒントらしき情報が得られますが、私は、敢えて試験官の顔を全く見ないようにするため、顔を伏せた状態で回答しました。っというのも気持ちを一点に集中させるためです。回答を終えてから軽く表情を確認しました。
しかし、この試験は6割取れば良いので、1問間違えても次の問題で取りこぼしの無い様冷静に答えるように徹底しました。
試験終了後は、普段の自分の実力を出し切れたのと、自己採点で最低でも6割は有ると確信したので気分が心地良かったです。
3. 合格発表
合格発表当日は、仕事を休みました。
落ちていようと受かっていようとどちらにしてもテンションに異常をきたして全く仕事にならないからです。
8時30分過ぎの官報のHPを恐る恐るチェックすると、自分の番号が有りました。
その瞬間、前回のリベンジ達成と本気で勉強して合格できた気持ちでいっぱいになり嬉しくて涙と大声が出ました。前回試験失敗した後から勉強中・試験中は常に携帯していた(海の神様を奉っている)金刀比羅宮の御守りに感謝した後、急ぎ足で官報販売所へ向かい官報を買いました。
4. その後
今年、日本海事代理士会主催の合格者研修会及び懇親会に参加させていただきました。
会長を始めとする諸先生の講義は素晴らしかったです。
懇親会では、中国支部の先生達が親切で可愛がられ本当に感謝しています。
今現在(2月中旬)は、諸事情により入会出来ませんが、近い内には入会しようと考えています。
5. これから受験される方へ
この試験は一見簡単に見えますが、そうでは有りません。
社労士受験資格との関係上、ここ数年難易度が急激に上がっており、今後もその傾向が続くと判断しています。
正直言って、受験者が少ない今が残り少ないチャンスだと思います。
『今』だとやれば受かります。頑張ってください。
最後にツーポイントアドバイスです。
自分自身が実務家となりクライアントから質問された時を想定して勉強すると捗ります。
あと、海事に興味を持つと尚更良いです。
ちなみに私の場合、いつの間にか海事ファンになっていました(笑
個人的なエピソードも含め読んで頂きありがとうございました。